でもみんな、
小さな大きなナニカをいっこいっこ積み上げるために、
ちっちゃなころから努力しているのだと思う。
ナニカは人より上質で、それは大きな方がよい。
でもたぶん、
それぞれ背負うナニカに開放されたとき、
人は自由になれるのもほんとだと思う。
だからこそ。
子供の頃は、「大人は自由でいい」と思う。
大人になれば、「子供は自由でいい」と思う。
しかして。
ナニカを背負い続ける覚悟と、ナニカを捨て去る勇気と、
どちらも幸せになるための鍵なのだと思う。
どちらも欲する僕は、ほら。もう縛られてる。
この国はもう終わるのかもしれない。
帰りの羽田空港。
酔い覚ましに入ったカフェで。250円のジンジャーエールを飲みながら。
そんな思いが漠然と頭をよぎる。
金浦空港では、5000KRWだった。
およそ750円。
それを思うとどうしようもない焦燥感が襲う。
どうしても嫌だけれども。いつか子供を持つとして。
絶対に男の子だけは嫌だけれども。いつか子供を持つとして。
彼はいつか。その掌を見るときがくると思う。
自分がこの手で何をつかむんだって。
何をつかめるのかって。
いつか自問する日がくると思う。
そのときその掌で。
なるべく多くのものをつかめるように。
その子のために。何ができるだろう。
人生に何を求めるかなんて人それぞれだ。
生涯をかけて、運命の、ただ一人の女の子を探しあてることを夢見ていたり。
あるいは、卒倒しそうな夜を、数多くの女の子と過ごす刹那に生きる意味を見出してみたり。
お金もある。権力だとか、物欲だとか。そういうものに一生を捧げる人だっているし、
尊敬を集めることに奔走することだってある。
はたまた、信じられる友達に最期を看取られる人生を望む人もいるだろうし。
僕はと言えば。どれだろう。
全部と言えば全部だし。違うと言えばどれも違う。
人それぞれに決めていただいて。
さて僕は何を目指そう。
ふたを開けてみるまでもなく、くだらないものでできている。
僕らはその、クダラナイモノを大切に大切にするよう教えられて生きてきた。
そして僕らは大人になって、そのクダラナイモノのメッキがはがれないように気を遣いながら。
それが自分にとってさも大事なものだと思い込み、生きている。
ごくたまに。本当に大切なナニカを探し生きている人に出会う。
けど。そういう人にとっては、このくだらないものが、そのナニカを隠し、
覆っているこの世界は生きにくくてしようがないだろう。
僕はといえば。ごくたまに。そのクダラナイモノのほころびに気がつきながらも。
そのクダラナイモノを捨てる勇気もなく。
本当に大切なナニカを信じる強さもなく。
ほころびに目をつむりながら、指をくわえて毎日を生きるだけ。
目に見えるものだけを追い求めてしまうのは、人から好かれる自信がないからなのかもしれない。
人から好かれたいと思うのは、自分に自信がないからなのかもしれない。
僕は感受性の強い人間だと思う。良くも悪くも。
そういう風になれたらいいなと常々思ってきたことだけど。
僕の感受性は強いのだと思う。
一方で、健忘症。まわりが驚くくらい、すっかり忘れる。
おきたできごと。はなしたこと。思ったこと。感じたこと。
すべてしっかり忘れてしまう。
刹那的に生きるのはすばらしいことだから。
それはそれで良いのかもしれない。
散文的だけど。最近なぜか思ったことたち。
あ。ごめんなさい。ぶログちゃん。
見れなかったみたいだけど。ほらね。ちゃんと直りました。
わざわざ心配してくれた方々ありがとうございました。
世の中には、『くだらないこと』が蔓延していて。
テレビの中で。合コンの最中で。学校で。会社で。言葉を覚えたときから。
僕たちは、その『くだらないこと』が、さも『大切なこと』だと思い込まされてきたのだと思う。
でも、それは、決してわるいことではなくて、『くだらないこと』を『大切な何か』だと
信じ続けることで、僕たちは安心できるのだと思う。
そんな僕たちが作った世界はやっぱり。
あたりまえだけど、『くだらないもの』によって構成されている。
今週の『くだらないもの』
抗菌ボールペン
JR。『5分遅れ』という表示。
広告と、その中にある商品。
サプリメント。
定価。
ルームランナー。
人を待つ。
その人とのこれまでを想う。
その人とのこれからを想う。
その真ん中で待ちぼうけ。
何をするでもなく、何を望むでもなく。
ただただ、その人を想う。
むう。思うより、想うのほうがカッコよいので使ってみたが。
いまいち違いが分からない。解らない。
とくに書くべきこともないが。書く。
残す。
しんしんと。雪が降った日のように。
いつもと違う情景に。少しドキドキしながら、雪が積もるのを待つように。
それでも僕が住むところでは、積もるにはあったかすぎて。
降ったそばから融けていくように。
毎日の記憶は消えていってしまうから。
僕は残します。
僕はカギを残します。
太陽に照らされてまぶしいくらいに輝く雪も。
解け出して、土と混ざり合い。かわいそうなくらい茶色くなったその雪も。
そう遠くない未来、消えていってしまうから。
音楽であり、ニオイであり。空気であり日記であり。
あの雪が降った日に。
その足跡をどこかに見つけに外にでるように。