牛とえなっぺとモエモエと。

041218_0250~0001.jpg

姉が第二子出産直後なため、なぜか我が家に住んでいる。
なので、えなっぺ(長女)、みゆ様(次女)。二人の赤ん坊が家にいる。

最近二歳になったえなっぺは、やっとこさ僕になついてきた気がする。
僕が、二階にいたり、トイレにいたりすると、
「ぎゅー。おいでー。はやくおいでー。」と呼んだりする。
シャワーを浴びてるときもついてきたりして、
洗面所のドアを勝手にあけて入ってきたりする。
そして無防備な僕の裸体を見ては喜んだりしてる。

で、皆さんご存知のように、我が家にはモエモエという愛犬もいる。

家の中を傍若無人に走り回るえなっぺ。
たまにモエモエも追い回されたりして、大変迷惑そうだ。

しかしこの二人の関係はなかなか興味深い。

最近おままごとを覚えたえなっぺは、
おもちゃのカップで、牛のぬいぐるみにミルクを飲ませたりしている。
牛にミルクって。。。
それはさておき、その小さな牛のぬいぐるみは、
もともとモエモエの遊び道具で、彼女のお気に入りなのである。

ある日、えなっぺの仕業によって、牛は例のごとくカップに顔をつっこみミルクを飲んでいた。
と、えなっぺはそのままどこかへ行ってしまった。
残されたのは、牛と僕とカップだけ。
牛には自分の意思はないようで、ミルクを飲み続けている。
と、そこをモエモエが通りかかり、あろうことかバクッと牛をくわえて行った。
残されたのは、僕とカップだけ。。。一瞬のできごとだったのだ。
とりあえず、事情をえなっぺに説明すると、
ほんきで、キレた。わかったのかわかってないのか、僕にもキレた。
そしてモエモエの後を追い、牛を奪取し、
「もう牛には手をだすな。」という趣旨であろうえなっぺなりのコトバで言い聞かせてた。

しかし、今日になって、僕はささやかな感動につつまれた。

とりあえず、赤子のテンションにはついていけない。
感情の起伏がどうのこうのではなく、たぶん線が切れてる。
嬉しいときも、悲しいときも、すべて絶叫。全身全霊を持って表現しやがる。
で、今日も例のごとく理由はわからないけど、えなっぺは泣いていた。

と、そこへモエモエが通りかかり、遠巻きに凝視。そして消えた。
しばらくすると、どこからか牛をくわえて戻ってきた。
で、今度はえなっぺの膝元まで行き、牛を置いた。
で、きびすを返し、再びどこかへ行ってしまった。

えなっぺを悲しみのふちから救い出そうとしたのか、
それとも、あの壮絶なノイズを止めようとしただけなのか定かではないが、
とにかく、モエモエは、えなっぺに牛をあげたのだ。

動物奇想天外だ。

ムツゴロウもびっくりな宇宙船地球号。
大自然の奇跡が、今日も我が家で繰り返されているのである。

いや、でもまじめな話、こういうちっちゃな嬉しい出来事は、
日本の電車のなかでも、
モンゴルの空の下でも、
ソマリアの教室のなかでも、
ロンドンのオフィスの中でも、
実は身近にいっぱい転がってるんだろうなと。

そう思えたら毎日楽しい。

写真は渦中の牛君です。

 

Track Back

Track Back URL

このページの上部へ